2006年03月06日

No21  2004/03/02発行

Nazar(註:70年代の汚れた戦争時代の保安警察長官で
        10日ほど前に逮捕された人物)、
           汚れた戦争、そして、民主主義への変換
                   CRONICA  2月28日新聞より
    
   解明されるべきは、10月2日の事件だけでなく、汚れた戦争と呼ばれた
  時代に起った全ての事が解明されるべき事だ。
  つまり、この事は別の事として、分ける事はできない。70年代の政治暴力の時、
  メキシコ政府システムの同じ闇に隠されている事なのだ。
  まさに、1968年に生まれた政府反対を終わらせるという決定、あの時、メキシコ
  国家は、社会との契約が壊されたと分った。
   人権保護組織、行方不明者の家族の会、アカデミー、政党、そして、一般
  市民の、過去が明確にされ、人類の反逆罪である古い政権の責任者が罰せられ
  るようにとの抗議にもかかわらず、現政府は、歴史を無視しても、手っ取り早く
  新しい社会を建設できると信じて、変化の契約と同じく勝てると信じて、古い
  政治家クラスと交渉する事を選んだ。
  3年間で、汚れた戦争の本当の責任者を罰する事なしには、単に、政治家が変わ
  っただけで、多分、少しは不正が少なくなったかもしれないが、少しは、より
  良くやろうって意思があるかもしれないが、しかし、本当の権利を確立する意思
  なしには、本当の変化はあり得ないという事が、はっきり解ったであろう。
   報道機関や、市民社会の圧力のお蔭で、政府は、1年ちょっと前に、過去の犯罪
  調査特別検察庁を創設した。
   権威あるイグナシオ カリージョ プリエト検察官庁は、我々に、フォックス
  政権が、過去の正しい訂正をし、圧力の真の責任者を罰するつもりがあることの
  可能性があるという期待をもたせた。
  検察庁の仕事が始まって、1年以上が、経った、そして、その間に、過去には、
  誰もしなかった、ルイス エチェベリア前大統領と、前メキシコ市長官アルホンソ
  マルティネス ドミンゲスの出頭という見せ場もあった。
  そして、先週の、多分、古い政権の警察官の中で、最も象徴的である、ミゲル 
  ナサル アラの逮捕までに至った。
  この伝説的な警察官の逮捕を喜ばない左派の者はいないだろう。
  ナサルに対する証人は、何百人といる。政権の闇に圧された女性達、男性達。
  イデオロギーによって、政治的計算間違いによって、武器を持ってでも、政権と
  戦おうと決心した、そして、運悪く、この警察官の手に落ちた人達、あるいは、
  ロサリオ イパラ デ ピエドラのように、政治的行方不明者の母達は、今日、
  汚れた戦争の冷血漢の一人の逮捕、そして、裁判の始まりを、祝う。
  しかしながら、ナサルの逮捕だけで満足しているとしたら、それは、お人好し
  である。しかし、また、この逮捕の意味するもので、特別検察を認識しないと
  したら、それは、正当なものではない。
  ナサルは、あの時代の最も代表的警察官であるが、その手は、政権と戦った
  政府反対者達の血でいっぱいである、しかし、また、そこの道を通りかかっただけ
  のまったく無実の運が悪かっただけの人々の血でさえもで、汚れている。
  政府反対者であってもなくっても、何故、拷問され辱められ、また、行方不明に
  された。(殺されているであろうが、死体がないので)
  特別検察庁の、ナサルの逮捕をしたのはいいが、それは、あくまでも、始まりに
  過ぎない。
  それは、汚れた戦争の最も重要な施行者の一人である、ナサルは、その何百人
  という社会闘争者を人体的、精神的に痛め付けた圧力の重要な機械の一部品で
  あったのだ。彼はこの政治犯罪の創造者ではなく、ただの実行者であり、熱狂者
  であった、メキシコ国政府の最も高い責任者の片腕であったのだ。
  もし、特別検察庁や新政権が、民主主義への本当の移行への道をきれいにしたい
  なら、過去の犯罪の本当の責任者の裁判まで持っていく義務がある。ルイス
  エチェベリアまで、いかないといけない。
  多分それは、あり得ないかもしれないが、だが、そうだとしたら、何の為に、
  特別検察庁が創設された意味がない。

   _________________________________ 
   <おばちゃん的解説>
  メキシコの1968年、トラテロルコ事件などの、当時のメキシコ政府の弾圧
  政治の歴史を知らない人も、いると思う。
  本当は、それを説明しないと、わかりにくいかもしれないが.......
  メキシコに限らず、過去というより、つい最近でさえも、ラテンアメリカの国々
  の中には、権力者、政府によって、苦しめられた人々が、殺された人々がいた
  歴史を持っている。
  そして、今も、世界のどこかで、権力者によって、不当に苦しめられている人
  がいる。
  おばちゃんも、ルイス エチェベリア前大統領の逮捕までは、行かないんじゃない
  かなあと悲観的で、怪しんでいるが、そこまで、今の政権がやったとしたら、
  今、FOXちょっと信用なくしているけど、喝采してやりたい。
                   3月1日記
 




posted by おばちゃん at 14:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2003/12〜2004/6
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