2008年05月14日

オルメカの頭 : 詐欺の歴史  no.188

オルメカの頭 : 詐欺の歴史 

  El Universal  5月12日新聞より

 ヨーロッパで展示され、2000万ドルでドイツの収集家によって
買われた
この石彫が、贋造された証拠写真がある。

現在までに17個のオルメカの頭の石彫がある。
もう一つ メキシコから遠く、ドイツかスイスの何処かに。

それは、97cm高さ、78cm正面 67cm奥行き
で玄武岩で作られたもので、1997年、ヨーロッパで展示され 
1999年2000万ドルの価値があるとされ、ドイツの収集家に
何千ユーローで買われたもの。

ただ、この頭は贋造品である。

贋造製作者は、アルゼンチン出身のメキシコ人 Luis Ernersto Bianchi Salbitano であるが、
5年前にベラクルス サン アンドレス トゥクストラで死んでいた。

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オルメカの頭は贋物であるだろうと専門家
El Universal  5月12日新聞より

UNAMの考古学者Ann Cypghesはこの石彫は他のものと違う点がある。
耳が正しくない、唇がかなづちで叩いたようである。目に虹彩が
ない、etc
サン ロレンソで発見したと言うが、それを運び出すには、20の村
を通らなければならない。
人々は、大きなものが運ばれるならそれを知っているはずだが、そんな話は聞いた事がない。

また、オルメカ、マヤ学の専門家Michel Coe は石彫のイメージをみて。
「確実に贋物である。」と。
サン ロレンソや ラ ベンタの知られているオルメカの頭は必ず、
目の虹彩の線が描かれている。
だが、これにはない。誰が作ったものにしても、製作者は絶大な
間違いを犯した。

贋物製作者Luis Bianchiは、5年前に死んでいたが、彼は、
儲けたお金で、15haの土地を買い、植物を植え、植物園を作った。

2006年、その2haは、現在 サン アンドレス トゥクストラ で Luis Bianchi公園となっている。


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<おばちゃん的解説>
世の中にオルメカの頭だけでなく、色んなものに贋物があるんだろう
けど、贋物と分かれば、兎も角、分からないで本物と思われてる
ものだってあるだろう。

そういえばテイオテワカンの物売りで、土偶ぽいものを見せて
「本物だ!買ってくれ。」っていう人がいなくなったね最近。

前に、何処かの外国の観光客が空港で捕まったってあったね。
メキシコの地で見つかった考古学的遺品は全て国のものである
という事で、売るのも買うのも違法だという法律なんだけど。

どうして、じゃあ、本物という事で、外国で売られることが
できるんだ?
いったん、持ち出されたものは、盗まれた物でも、堂々と
売ったりするんだよね。

実際、考えてみれば、昔は、外国人がメキシコの考古学の遺物を皆、
メキシコから持ち去ってる。

結構なものが外国の博物館にあるんだよね。
イギリスや、アメリカ スペイン etcの博物館にもね。

それでも、贋物の製作者、現地に少しは貢献したって事になるのかな?







posted by おばちゃん at 01:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2008/1〜
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